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自作小説~Mon etagere

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小説なんかを書いていると実は登場人物が近くにいたりするのはよくあることなわけで

2009.05.18  *Edit 

 小説の方がまだ書き終わらないので、穴埋め的な日記を(つд・)

 今日、天気もいいのでバイクを洗っていると、見慣れない車が家の前で止まった。
 逆光でよく見えなかったけど、家族連れのようだった。
 そのまま太陽を背に近付いてくる。
 太陽を背に?
 きっとプロに違いない。
 などと、現代版桃太郎に汚染された脳が告げる。
 そんなこんなで、目の前まで来た女らしき影が声をかけてくる。
 「姉貴、久しぶり。ていうか、まだ”バイクなんか”乗ってるのね」
 ブチッ。
 声の主、妹の舞衣(まい)の一言に少しキレてみる。
 「悪かったわね、まだ乗ってて」
 と、わたしは妹をシカトしてバイクの洗車に戻る。
 「で、いきなり来て、どうしたのよ?」
 問うわたしに、妹が不機嫌そうに答える。
 「かわいい妹が訪ねてきてあげたのに、なによその言い草は。だいたい姉貴が、実家から2時間かからないなんて言うから来たけど、4時間かかったわよ」
 「かわいいかどうかは別として、ここまで2時間かからないわよ?一体、どんな走り方したのよ」
 「いや、それはこっちのセリフだから」
 などと、細かいことを気にする妹。
 いちおう読んでいる方に言っておくと、わたしたち姉妹は仲は悪くない。
 こんな言葉のやり取りをしてはいるが、実は仲が良い。
 そして、それまでわたしたちの様子を見ていた男が、控えめに声をかけてくる。
 「夢衣さん、こんにちは。いきなりお邪魔しちゃってすみません」
 この気の弱そうな男は、妹のダンナさんで、高志さんという。
 「あ、そんなことないですよ。今、バイク洗っちゃうので待ってて下さいね」
 と答えるわたしに、妹が怒ったような口調で口を開く。
 「あのね、私たちははるばる4時間もかけてやって来たのに、バイク洗う方が大事なわけ?」
 「大事よ。せっかく洗ったのに、このまま炎天下に置いておいたら、水垢になっちゃうじゃない。適当に入って、冷蔵庫の中の飲んでていいわよ」
 とわたしが告げると、今まで高志さんの陰に隠れていた、小さな影が2つやって来た。
 「仮面ライダーのおばちゃんだぁ!!」
 とはしゃぐのは、妹の上の娘、6歳の魅紅(みく)ちゃんである。
 この魅紅ちゃん、わたしが実家にバイクで訪れて依頼、仮面ライダーのおばちゃんと呼んでくる。
 何が悲しゅうて、20代前半でおばちゃんと言われなければならないのか。
 まあ、妹よりは年上ではあるが。
 そして魅紅ちゃんの後ろに隠れている小さな女の子は、魅蘭(みらん)ちゃん4歳である。
 魅蘭ちゃんは、わたしが書いた小説『悲恋華草』の主人公、流・魅蘭の名前の元になっている。
 わたしは魅紅ちゃんを抱き上げると、
 「またバイク乗せてあげるね」
 と言ったとたんに、魅紅ちゃんはにぃぱぁっと笑う。
 「ちょっと、私の娘に変なこと教えないでよね」
 妹が何か言っているが、無視である。
 それから30分ほどあと、バイクの水をふき取り終わり部屋に戻ってみると、妹夫婦はソファにすわり、ちび助たちがわたしのバトルスーツで遊んでいた。
 「変身!!」
 と言いながら、GIBSONのヘルメットをかぶる魅紅ちゃん。
 そのままフラフラよたよたと歩き出す。
 大人用のバトルスーツのジャケットは床まで届き、ズボンは膝のところまでしか届かず、裾を引きずっている。
 殿中でござる!!のような光景に、わたしは思わず微笑む。
 なんかかわいい。
 わたしはラズベリータルトとブルーマウンテンをテーブルに置くと、姪っ子たちにオレンジジュースを出してやる。
 「それで急にどうしたの?」
 わたしがタルトをつつきながら聞くと、妹がコーヒーを飲む手を止める。
 「姉貴さあ、家に戻る気ない?」
 妹の一言に、わたしは目を丸くする。
 「あんたたち家を出るの?」
 「いや、そういうわけじゃないんだけどさあ。父さん最近、元気ないんだ」
 と、少し顔を落とす舞衣。
 たしかに母が亡くなってから、父の気落ちっぷりは傍から見ていてもすごい。
 一緒に同居していればなおさらだろう。
 「う~ん、彼に相談しないとだけど、そんなにひどいの?」
 「いや、そんなでもないんだけどさ。父さん、姉貴のことすごい心配してるよ」
 「そうなんだ。じゃあ、ちょくちょく帰るわよ。2時間くらいだし」
 「いや、だから4時間かかるんだって」
 「なんでよお?普通に走ってたらかからないでしょ」
 「何キロ出してんのよ!!」
 「メーターなんか見てるわけないじゃない」
 「見なさいよ!!」
 と、ふたりで大笑い。
 ひとり蚊帳の外の高志さん。
 この人はかなり大人しい。
 そんなこんなでとりとめのない話をしていると、いつしか時計の針が2時を指していた。
 「あぁ、もうこんな時間。姉貴、私たち帰るわ」
 「だってまだ早いじゃない」
 と引き止めるわたしに、
 「だから、車だと4時間かかるのよ。もうこんな遠くに来るのはこりごりだから、今度は姉貴が彼連れて帰ってきなさいよ」
 子供たちに帰るからと用意させると、とたんに魅紅ちゃんがぐずりだす。
 「ばいくぅ、ばいくぅ」
 とじたばたする。
 「バイクで魅紅ちゃん送っていく?」
 「いややめて!!娘殺す気?」
 「じゃあ、とりあえずその辺走ってくるわ」
 と、バトルスーツに袖を通し、ヘルメットをかぶる。
 「魅紅ちゃんおいで」
 魅紅ちゃんをシートの前に乗せて、抱きかかえるようにハンドルを握る。
 キュッキュッ、ブウォンッ、フォンフォゥン!!
 セルが回りエンジンに火が入る。
 魅紅ちゃんがはしゃぐのを、押さえるように身を伏せて走り出す。
 もちろん、そんなにスピードは出さない。
 20km/hかそこらのスローペースで家の周りを3週する。
 そういえばと、思い出す。
 この魅紅ちゃんと、お留守番をしている魅蘭ちゃん。
 実は、わたしの彼が名付け親なのである。
 魅紅と魅蘭。
 言葉だけ見ればかわいいのだが、実は秘密がある。
 魅紅ちゃんの名前の由来は、ロシアのミコヤン・グレコヴィッチから取ったものなのだ。
 一見するとロシアの芸能人?と思うかもしれないが、そう、ロシアの戦闘機、ミグから取ったものなのだ。
 初めて聞いたときにわたしは妹夫婦が反対すると言ったのだが、『かわいいじゃん』の一言で決定してしまった。
 いいのかそんなので。
 そして魅蘭ちゃんにいたっては、そのまんまフランスの対戦車ミサイルのミランから取っている。
 こ、こんなところに、ロジャーさんとマーガレットさんが……。
 まあ、名づけたのは彼だけど。
 そして家の前へと戻ると、すでに3人は車に乗っていた。
 魅紅ちゃんにバイバイを言って、車に乗せると、また4時間のドライブが始まろうとしていた。
 人の少なくなった家が、なんだか静かで淋しい。
 わたしも子供が欲しくなった。
 だけど、彼に名前を決めさせるのはやめようと誓う。
 わたしがかわいい名前を付けるのだ。
 きっとバイクの名前から取って。


*Edit TB(0) | CO(6)

~ Comment ~

No title 

月さんの彼氏さんは本当に戦闘機がお好きなんですねー^^
月さんのお子さんがどんな名前になるのか、楽しみです^^

No title 

他人の子供だからって、兵器の名前で名づけなくてもいいのに^^;
というか、妹夫婦も納得してるし(゜▽゜;)
私の子供には、どんな名前つけるんでしょうね?
可雫菜(KATANAバイク)
隼(そのままバイク名)
将英(SHOEIヘルメット)
とかだったり^^;

オハヨウ 

なかなか楽しい記事でした。
なるほどそんなところから名前を付けるという手があるんですね。
覚えておきます。

No title 

覚えておかなくても><
役に立ちませんよ?><
ぜったいにそんな名付け方したら、子供に聞かれてあせりますね><

No title 

まあ、なんていうか・・・写真の中央に月さんは居たと思う。

No title 

あ、訪問ありがとうございます^^
いきなりあいさつもなしで、変なコメ残しちゃってごめんなさい(つд・)
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